ギニヨール劇とは?

<ギニヨール>は フランスのリオンで200年前に生まれた伝統的な人形劇の名前で す。又その劇のメインキャラクターの名前としてフランスでは広く知られ、今日も子供 達や大人達にいつまでも愛されるキャラクターとしてパリの公園や、学校、小さな村の 中心地など色々な場所で公演されています。

人形遣い師
人形遣い師

伝統的なフランスの人形劇

ギニヨール
ギニヨール

ギニヨールはグローブ人形です(手袋のように手に入れて操る)頭の部分は木製の彫刻 で体の部分は布でできています。

ギニヨールは人形師によって腕を容易に動かすことができ、他の種類の人形劇にくらべ 動きがとても機敏で劇はいつも生き生きとした雰囲気に包まれています。 又ストーリーはいつもコミカルな風刺でどんな人にも楽しめるような構成になってい ます。

ギニヨールの歴史

Guignol:ギニヨールの歴史

Guignolギニヨールは伝統的なフランスのグローブ人形(中に手を入れて操る)です。 人形劇中のメインキャラクターは1808年にフランスのリオンで生まれ、現在では彼自身の名前が ギニヨールとしてフランスや世界各地で知られています。

200年前の当時から、Guignol<ギニヨール>は伝統的なフランスのコート( redingote:ルダンゴート) をまとい、黒い帽子に三つ編み姿で典型的なリオン地方独自のなまりを話し、茶目っ気のある生意気でいたずら好きなキャラクターとして、酔っぱらいのご近所さん“Gnafron”<ニヤフォン>や警察官の“Flageolet”<フラジョレ>などの登場人物と共に劇中に現れます。

長い間、Guignol<ギニヨール>人形劇は国や地方の権力者、上流階級を批判する演劇としてリオンの絹工場夫達を勇気ずけ,楽しませてくれました。 今日では子供達への演劇が主ですが、いまだ大人向けの政治風刺の演劇としての演目も 多く残っています。

フランスの伝統的な木製グローブ人形

Guignol<ギニヨール>ショーについて

約30分間の各ショーの間、子供達は単なる観客としてではなく、客席から手助けする声をかけたり勇気づけたりしながら人形達と交流しあい色々な問題を主人公のGuignol<ギニヨール>と一緒に乗り越えてゆきます。 フランスの子供達にとってGuignol<ギニヨール>は暖かく親しみある友達なのです。

いまでも“Guignol Puppet Show”(ギニヨール人形劇)はパリの野外劇場やフランス各地の小学校、幼稚園、カルチャーセンター、商業施設、娯楽施設などの多くの場所でたくさんのフランスの子供達に親しまれています。

フランスを訪れた時にギニヨールをみるなら。。 ここをクリックしてください。

フランスを訪れるなら、パリの公園にある常設のギニョールシアターで一年中ギニヨールのショーを楽しむことができます。

<ギニョールシアターのある公園>

・パーク モンスリー
・パーク ドゥ シャンゼリーセ
・ジャルダン ダアクリマタシオン